ＤＳｉ好調

任天堂が反発し、９日は前日比４０００円高の３万５０００円（大証価格）で取引を終えた。家庭用ゲーム機「Ｗｉｉ」が好調なうえに、新型携帯用ゲーム機「ニンテンドーＤＳｉ」でも注目されていることなどから、この日開幕した国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ」の関連銘柄としても関心を持たれたとみられる。

　任天堂は９月１０日に５万円を割り込んだあと反転し、２２日の４万９５００円まで切り返した。しかし、相場全体の急落に足を引っ張られる形となって、８日は３万１０００円の年初来安値に沈んでいた。

　一方、人気ソフト「ドラゴンクエストＩＸ」を初めてニンテンドーＤＳ向けに発売するスクウェア・エニックス・ホールディングス（ＨＤ）も、同じゲームショウ関連で注目され、一時は上昇したものの、取引終盤は買いが続かず、５０円安の２５５０円で終わった。

　ゲーム関連株に対する買いは、前日の東京市場が「米国市場に連動して暴落した」ことから、その反動が出たにすぎないとの見方もある。ところが、この日のゲームショウでは、業界関係者が講演して、ニンテンドーＤＳｉの販売見通しを１０００万台とする分析を披露するなど、「ゲーム関連銘柄への関心が高まる一因になった」（市場筋）という。

　人気ソフト、ゲーム機の関連銘柄には、実際に開発企業に投資するファンも少なくないとされ、１１、１２日の同ショウの一般公開後、さらに注目を浴びる銘柄も出てきそうだ。




「ＤＳ＝ライト」の時代がもうすぐ終わってしまうんだろな。